少し会話をしただけで、「この人、出来るな」と思う人っていますよね。しっかりとした話し方をしていたり、見た目のオーラなどで、一気に信頼関係を構築できる人は存在します。こういう話し方を身に付けると、ビジネスマンとしては強い武器となるはずです。
でも、信頼を得るための話し方を身に付けようと思っても、具体的にどうすれば良いのか分かりませんよね。生まれ持ったセンスが必要でしょうし、後天的に見に付けるのは不可能に思えます。
しかし、そんなことはありません。ちゃんと練習をすることで、信頼される話し方を身に付けることは可能です。ここでは、その方法を紹介してきますから、参考にしてください。
目次
信頼を得やすい話し方の5つのポイント
1.声の出し方を工夫する
人によって声は異なりますが、伝わりやすい声質というのがあります。弱々しくて力が無い声だと、何を言っても相手に伝わりにくくなりますよね。だから、伝わりやすい声質を身に付けることで、説得力が大幅にアップすることがあります。
具体的には、明るくて響きがあり力強い声です。こういった声をしている人は、すんなりと相手の耳に入りますから聞いていて心地よくなります。なので、声を出すときには、こういったことを意識するようにしましょう。
発声のコツとしては、背筋を伸ばして姿勢を良くすることですね。それだけでも、かなり声が変わるのが実感できると思います。あとは、腹式呼吸でお腹から声を出すことで、力強い声を出すことが可能です。
スムーズに声を出すことができるように、日頃から練習をしてみてください。
2.語尾をしっかりと止める
伝わりやすい声をしていても、話の語尾に癖があると一気に説得力が落ちてしまいます。たとえば、「○○ですぅ」とか「○○ますー。」という風に、語尾を伸ばしてしまうことです。この癖は若者に多いと思いますが、バカっぽく聞こえるので注意が必要です。
逆に、「○○です」「○○ます」と語尾をしっかりと止めて言い切ることで、自信のあるような話し方となります。信頼感も上がりますから、会議や商談の時などには語尾をしっかりと意識するようにしてください。
3.緩急をつけたメリハリを意識する
話すときに、常に一定のトーンのままの人がいます。これだと、一本調子となってしまって、聞いている人は退屈してしまいます。また、話のどこが重要なポイントなのか分かりませんから、うっかりと聞き逃してしまうかもしれません。
なので、重要な個所を強く言ったり、スピードを変えたりしてメリハリをつけるようにしましょう。そうすれば、聞き手も話に集中しやすくなりますし、自分の言いたいことも伝わりやすくなるはずです。
メリハリをつけるときに意識するのは、以下の4つです。
- 話すスピード
- 声の大きさ
- 声の高さ
- 間
話すスピードに関しては、重要なポイントでゆっくり話すことを意識しましょう。そして、声の大きさや高さなどは、話を盛り上げたいときに意識しないといけません。さらに、話が終わった後に適度な間を開けることで、相手が理解する時間を与えることも大切です。
相手が聞きやすい状況を作るために重要ですから、意識しましょう。
4.話を細かく区切る
一つの話が、長すぎる人がいます。会話の基本は、ワンセンテンス・ワンメッセージです。つまり、一つの文章で言いたいことは、一つである必要があります。
たとえば、上記の話だと、何が言いたいのかよく分かりませんよね。話が長すぎるので、聞いている方は戸惑ってしまうと思います。文章に区切りが無くて、メッセージを詰め込み過ぎているのが原因です。
なので、話は適度に区切って伝えるようにしてください。
「それで、帰ろうと思ったら雨が降ってきて、そのまま1時間も待ちぼうけ。」
「また最悪なのが、帰りに寄ったレストランが、全然美味しくなかったの!」
「もう、最悪の一日だったわ。。」
こうやってメッセージを区切ることで、圧倒的に理解しやすくなりましたよね。物事をシンプルに話すことができる人は、頭が良い人間だと思われます。なので、周りからの信頼を得やすくなるでしょう。
5.聞き手の立場に立つ
会話とは、相手がいて成り立つものです。だから、相手のことを最優先で考える必要があります。自分の言いたいことを、一方的に話すだけじゃダメなんですね。なので、相手は何を話すことで喜んでくれるのか、何を聞きたいと思っているのか、といったことを考えるようにしてください。
こういった相手の気持ちに立ったサービス精神を持っていることで、誰からも好かれやすい話方をすることができるでしょう。話し上手になるためには、絶対に持っておくべきマインドなので覚えておいてください。
以上、信頼を得やすい話し方のポイントを紹介しました。信頼感はビジネスの場面で重要となるものですから、しっかりと理解をするようにしてください。これを身に付けておくことで、仕事やプライベートで役に立つはずです。