他人と会話をするうえで、滑舌は非常に重要となります。滑舌が悪いと何を言っているのか分かりませんし、自信が無い印象を相手に与えてしまいます。自分のコンプレックスにもなってしまいますから、早めに改善できるように対策を行いましょう。
実は、簡単なトレーニングを行うだけで、滑舌を良くすることは可能です。滑舌が良くなることで、自分の言葉を的確に伝えることができますし、自信に満ちた話し方をすることができます。毎日の空き時間にできるトレーニングですから、ちょっとした合間に行うようにしてください。
ここでは、滑舌を改善する方法を紹介していきます。
呼吸法を変えてみる
実は、滑舌と呼吸は密接に関係しています。間違った呼吸をしていることで、滑舌が悪くなることがあるんです。具体的には、浅い呼吸をしているために、途中で空気が不足してしまうということです。
なので、語尾が不明瞭になって、相手によく聞こえないといった状態になります。だから、会話をするときには、深く呼吸をすることを意識してみてください。いつもよりも多めに息を吸い込むことで、最後まで安定して発声できるようになります。
そうすると、相手に聞こえやすい話し方になりますから、滑舌も改善されることがあるわけです。簡単にできることですから、まずはこれからやってみましょう。
舌の緊張をほぐす
舌が緊張して固まっていると、上手く発音できないことがあります。なので、会話の前に下のストレッチをして、十分にほぐしておくことをおススメします。口の中に声がこもってしまうのも、これが原因であることが多いです。
ストレッチの方法としては、以下のようになります。
時間にして数分でできることですから、通学や通勤の合間に行ってみましょう。
同じ音を繰り返してみる
滑舌が悪いのは、一つ一つの音が正しく発音できていないからです。なので、自分が苦手な音が分かることで、それを改善することができます。そのために、一音ずつ確実に発声できるように、練習をしてみてください。
具体的には、「あああああ」「いいいいい」「かかかかか」など、50音を連続して発声していきます。そうすれば、自分が出しにくい音を、見つけることができるはずです。自分が苦手な音が分かったら、そこを何度も練習して正しく発声できるようにしてください。
特に重要なのが、カ行、タ行、ナ行、ラ行となります。これらの音は、発声が難しく苦手としている人が多いです。ですから、重点的に練習をするようにしましょう。
早口言葉をやってみる
滑舌練習の定番と言えば、早口言葉ですよね。発音が難しい言葉を連続して言うことで、滑舌を鍛えることができます。なので、いくつか覚えておいて、仕事の合間などに練習するようにしてください。
コツとしては、最初はゆっくりと言うことですね。正しく発音できるスピードまで落として、そこから徐々にスピードを上げていきます。これを続けていけば、自然と早く話せるようになるでしょう。
有名な早口言葉は、以下の通りです。
- バスガス爆発
- 生麦生米生卵
- 坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いた
- 東京特許許可局
- 隣の客はよく柿食う客だ
確実に発声ができるようになるまで、何度も繰り返し言ってみてください。
以上、滑舌が良くなるトレーニング方法を紹介しました。滑舌は毎日続けることで、確実に鍛えることができます。ただし、すぐに上達するわけではありませんから、根気よく毎日行ってみてください。そうすれば、いつしかキレイに発音ができるようになるでしょう。