人見知りの人は、一般的に過剰に周りの人に対して気を遣う傾向にあります。もちろん、気を遣うのは良いことなんですけども、それが過剰であるために周囲からは異質の存在として見られてしまうことがあるんですね。
しかし、一方では、「自分を良く見せたい」というような矛盾する願望も持っているんです。このような相反する感情を心に秘めているために、強いストレスを感じてしまいます。となると、結局は相手の気持ちなんてどうでも良くて、自分がどう思われるかということを強く意識しているということになります。
なので、話の中身よりも、相手の反応の方が気になってしまうわけです。その結果、全く中身のない会話をすることになります。これが深刻化すると、会話を続けること自体が困難な状態になってしまいますね。
自分でも何を言っているのか分からない状態となりますから、会話が成立しません。こんなことを繰り返していたら、いつまでも話し方は上達しないわけです。
人見知りは親が原因の場合が多い
子供のころから過保護にされて、すべて親にやってもらっていたような人は人見知りになりやすいと言われています。何でも親にやってもらえるために、親に対する依存心が強いわけです。だから、自分から積極的にアクションを起こすことが無くなります。
このまま社会に出てしまうと、色々な問題が起きることになります。自分の意見を出すという意識が低いため、コメントを求められても答えられないのです。でも、それだと消極的な印象しか与えられないですから、会社での評価は低いものとなります。
また、人間社会で生きていく以上、人と接することなしでは生活できません。あらゆる活動の中で、コミュニケーション能力が必要となってくるわけです。そこで、意思疎通がちゃんとできないならば、自分に対して自信を持つことが出来ません。
なので、自立心を持って行動することが、何よりも大切なことだと言えそうですね。