初対面や知らない人との話し方のコツとは？

仲の良い人となら普通に話せるけれど、それ以外だと急に黙ってしまう人がいますよね。
初対面や見知らぬ人、仲良くない人だと、何を話せばいいのか分からなくなってしまいます。

第一印象が悪くなると、嫌われる可能性があるので注意が必要です。
緊張してオドオドしてしていたら、相手から警戒心を持たれてしまうでしょう。

特に、新生活を始める人であれば、友達を作ることができません。

そういったことを防ぐためにも、知らない人とでも会話を進めるためのコツを知っておいてください。

話す前の心構えについて

当たり障りのない会話から始める

相手のことをよく知らない段階では、あまり深い会話はしない方が良いでしょう。

相手からすると聞かれたくない情報もあるでしょうし、不用意にプライベートな質問をするのはマナー違反です。

なので、最初は当たり障りのない会話をするのが無難ですね。

天気やニュースなどの世間話をして、相手の顔色をじっくりと観察してください。
相手の表情を見ていると、言いたくないことや答えたくないことが分かるはずです。

少しでも戸惑ったそぶりを見せたら、話題を変えるようにしましょう。
深い会話は仲良くなってからでいいので、最初から距離を詰め過ぎないことが大切ですね。

相手に興味を向ける

初対面で話題が見つからないのは、相手に対して興味を持っていないからです。
興味深く相手を観察すれば、聞きたいことは色々と出てきますよね。

気になることを質問していけば、それが話題になっていきます。
話すことが思いつかないなら、相手に目を向けるようにしましょう。

人と上手く話すために意識するべき4つのこと

そして、基本的に相手の言ったことはすべて肯定しましょう。
否定されて喜ぶ人はいませんので、できる限り肯定してあげてください。

自分と違う意見を持っている相手でも、それを受け入れてあげるわけです。
人にはそれぞれの価値観があって、全く同じ考えの人は存在しません。

だから、相手の価値観を認めるようにしましょう。
初対面から相手と議論しても、何の生産性もありませんよね。

会ってすぐに否定されてしまうと、相手は話す気を無くしてしまいます。
すると、沈黙してしまって、気まずい空気になるはずです。

相手を受け入れる心の広さを見せることで、好印象につなげることができます。

自分を大きく見せようとしない

初対面でありがちなのが、自分を大きく見せようとすることです。
相手に舐められないために、つい余計な見栄を張ってしまうことがありますね。

でも、出会ったばかりで自慢話をしてしまうと、あまり印象が良くありません。
第一印象は非常に大切ですから、最初のうちは謙虚な態度で接した方が良いでしょう。

自分を大きく見せようとして、自慢話をしてしまう人がいます。
それだと、相手にとっては苦痛でしかありません。

誰も、あなたの自慢話には興味が無いわけです。
なので、謙虚な気持ちを持って、人と接するようにしないといけませんね。

引用：なぜか嫌われる人の話し方の特徴とは？

大きく見せることを考えなければ、話すときに緊張しにくくなります。
自分を演じる必要が無いために、余計なプレッシャーを受けないからですね。

逆に、自分のダメなところをさらけ出した方が、相手からの印象は良くなります。
裏表がない人だと思われますので、無理に自分を作るようなことはしないでください。

笑顔を忘れない

第一印象は、出会って3～7秒で決まると言われています。
なので、初対面の人と会う時には、最初が肝心です。

少しでも印象を良くするために、笑顔を意識するようにしましょう。
笑顔は最大のコミュニケーションツールであり、距離感を一気に縮めることができます。

無表情の人よりも笑顔の人の方が、話しやすそうに感じますよね。
だから、最初に笑顔で挨拶をすることが大切です。

普段から笑っていない人だと、顔が引きつってしまうので注意してください。

印象の良い笑顔の作り方としては、口角を上げて歯を見せるということです。
これを意識していれば、親しみのある表情となると思います。

自然に笑顔が作れるように、鏡の前で練習をしておくと良いでしょう。

服装にも気を遣う

やはり、第一印象を良くするには、服装などの外見も大切となります。

見た目で人間性が判断されてしまうので、ボロボロの服を着ていたらマイナスとなってしまいますね。
高価なブランドは必要ありませんから、清潔感のある服装を意識してください。

また、洋服の色を考えることで、自分のイメージを演出することができます。

自分が与えたい印象があるなら、洋服の色も意識してみると良いでしょう。
そうすることで、持たれる印象が大きく変わると思います。

印象が悪ければ話も弾みませんので、服装には最低限の気遣いが必要ですね。

初対面や親しくない人と話すときのコツ

自分から挨拶する

初対面だと、お互いに緊張して重い空気になりがちです。
空気を和ませるために、自分から笑顔で挨拶をしてみてください。

挨拶をするだけで、友好的な印象を与えることができます。
それをキッカケとして、話が弾むことも少なくありません。

挨拶をしなければ、無愛想な人・気難しい人というレッテルを貼られてしまいます。
相手からすると、「私のこと嫌いなのかな？」と不安になるので、その後の関係性に影響が出てくるかもしれません。

印象を悪くしないためにも、いつも自分から挨拶をすることを心掛けてください。

挨拶に一言加える

自分から挨拶をすると説明しましたが、それだけで終わってはいけません。
すぐにその場を離れるのは勿体ないので、少しでも自分を印象付けられるようにしましょう。

具体的には、挨拶に一言付け加えるようにしてください。

これくらいの会話は、したいところです。

挨拶の延長ですから、長く話す必要はありません。
一言二言の会話をするだけでも、自分の印象は大きく変わってきます。

なので、挨拶のプラスアルファとして、ちょっとした小話を用意しておきましょう。

目を見て話す

基本的なことですが、相手の目を見て話すことも大切です。
目を見て話すのが恥ずかしいと思う人もいますが、下を向いていると自信が無いような印象となります。

また、相手を拒絶しているような態度にもなるため、初対面の印象としては最悪です。

アイコンタクトをするだけで話しやすい人だと思われるので、ちゃんと目を見て話すようにしてください。

どうしても目を見るのが恥ずかしいなら、相手の眉間や鼻の頭らへんを見るようにしましょう。
それなら、視点が相手の顔に行きますから、悪い印象にはなりません。

自分の情報を積極的に出す

相手のことを知る前に、まずは自分の情報を出すようにしてください。
お互いによく知らない状態だと、警戒心を持たれてしまいますよね。

相手に質問をしたとしても、気持ち良く答えてもらえない可能性が高いです。
なので、自分から情報を出していくことで、警戒心を解くことが大切となります。

こういった聞き方だと、相手は安心して答えることができますよね。

相手に質問をする前に、自己開示をしましょう。
自分の情報を出すことで、「怪しい人間じゃないですよ」というメッセージを伝えられます。

このような配慮があることで、初対面でも距離を縮めやすくなりますよ。

お互いの共通点を探す

色々な質問をしていくと、何かしらの共通点が見つかると思います。
たとえば、出身地や趣味、好きな食べ物などですね。

共通点が見つかったなら、その話題について深く掘り下げていきましょう。
お互いに知っている内容なので、話が弾みやすくなります。

また、共通点があるというだけで、相手から好印象を持たれやすいです。
人は自分と似ている人を好みますから、共通点があれば親近感を持ってもらえます。

相手からの安心感も得られますので、共通点を意識的に探すようにしてください。

ポイントとしては、「共通点を探すこと」となります。

共通の趣味や好きなことがあれば、親近感が湧きます。
なので、距離感が一気に縮まるわけです。

相手も自分の話を興味深く聞いてくれるようになるので、共通点は重要だといえます。

引用：相手との距離感を縮めるための話題の作り方

相手が答えやすい質問をする

質問が下手な人は、会話が続かない傾向にあります。
「今日は良い天気ですね」という質問だと、「そうですね」という答えで終わってしまいます。

それよりも、相手が自由に答えられる質問をするのが望ましいです。

こういった質問なら、相手の答えられる幅が広いですよね。
趣味が分かると、そこから会話を広げることもできます。

話を弾ませるためには、質問の仕方が重要なので覚えておいてください。

選択肢を提示する

先ほど、自由に答えられる質問が望ましいと伝えましたが、そればかりだと相手は疲れてしまいます。
答えられる範囲が広い質問は、頭を使うからですね。

なので、簡単に答えられる質問として、選択肢を提示するのが効果的です。
選択肢のある質問だと、相手に負担をかけることはありません。

たとえば、以下のような質問です。

このように、選択肢を提供することで、テンポ良く会話を進めることができます。
親しくない人とでもスムーズに会話できますから、覚えておくと良いでしょう。

ここから共通点を見つけることもできるので、さらに会話を広げたりすることが可能です。

リアクションをする

相手の話を聞くときには、明確にリアクションをしてください。
たとえば、うなずきや相槌、表情などといったことです。

無表情で話を聞いていると、相手は退屈なのかと不安になってしまいます。
次第に相手の話す気持ちが無くなっていくので、会話が止まってしまいます。

相手の話を聞く時には、しっかりとリアクションを取らないといけません。
たとえば、驚いたり、笑ったり、質問をしたり、何らかのアクションを起こすということです。

ちゃんと聞いていたとしても、無表情でノーリアクションだと、相手は聞いていないのかと思ってしまいます。

引用：会話を弾ませるための話題作りのコツとは？

でも、笑いながら手を叩いたり、「へぇ」「マジで？」などの反応をすることで、相手は気分良く話し続けてくれます。

相手の気分を乗せるためにも、聞き上手になるということは非常に大切です。

聞かれたことは相手にも聞く

相手から何か質問をされたら、同じ質問を相手にもぶつけてみましょう。

基本的に、相手が聞いてくる質問は、自分が聞かれても良い質問です。
ですので、質問に答えた後は「あなたはどうですか？」と、聞き返すようにしてください。

そうすれば、会話が続くようになりますし、話題を広げる材料も増えることになります。
会話はキャッチボールですから、お互いにボールを投げ返すのがマナーだといえますね。

聞きっぱなしや聞かれっぱなしはマナー違反ですから、十分に注意してください。

以上、初対面や親しくない人との会話を紹介しました。

社会人になると、新しい人と出会う機会は多くなります。
そういった時に、人見知りで上手く話せなければ仕事になりません。

ちゃんと関係性を作れるために、話し方のコツを知っておくようにしましょう。