仕事やプライベートに関わらず、日常のあらゆる場面で雑談をしますよね。目的の無い会話なので、雑談を苦手にしている人も多いでしょう。何を話せばいいのか分からずに、すぐに沈黙してしまう人も少なくありません。
しかし、雑談が上手くなることで、人間関係が圧倒的に良くなります。人脈を増やすこともできますから、ビジネス的にも協力者を増やすことができるかもしれません。人生においてメリットが多くなるので、雑談力を磨くようにしましょう。
ここでは、雑談が上手くなるための秘訣を紹介します。
目次
やってはいけないNG行為
自分の話しかしない
会話は、相手とのキャッチボールで成り立っています。なので、自分の話を一方的に伝えるだけでは、相手は苦痛に感じてしまいます。誰だって話したいと思っているはずなので、相手の話す時間を奪うようなことをしてはいけません。
会話を盛り上げるためには、聞き上手になることが必要不可欠となります。相手の話を熱心に聞くことができれば、相手は楽しくなるはずです。自分の話ばかりする人がいますが、それだと相手は飽きてしまいます。
沈黙になるのを恐れる人ほど、つい自分の話を延々としてしまいがちです。沈黙するのは悪いことではないので、焦らないようにしてください。相手の顔色を伺ってみて、退屈そうにしているのなら話を振ってみると良いでしょう。
話が長すぎる
1つの話が長すぎる人も、周りから敬遠される傾向にあります。学生時代の校長先生の話などは、みんなが退屈していましたよね。興味の無い話をダラダラされるのは、誰だって苦痛に感じてしまうわけです。
また、話の内容がブレてしまうので、非常に伝わりにくくなってしまいます。なので、話の内容は手短にまとめるようにして、相手に話してもらう方が良いですね。短くコンパクトに話せることで、頭の良い印象を与えることができます。
相手を褒めすぎない
褒められることで、嫌がるという人は少ないでしょう。なので、雑談中に適度に相手を褒めるということは大切です。ただ、あまりに露骨に褒めすぎてしまうと、わざとらしい印象となるので逆効果となってしまいます。
特に、女性が相手だと下心があるように思われるので、距離を取られる可能性が高いでしょう。そうならないためには、過剰に褒めすぎないようにすることが大切です。1度の会話の中で、2~3回ほど褒めれば十分なので、覚えておいてください。
プライベートなことを聞く
あまり親しくない段階で、プライベートな質問をしてはいけません。最近だと、個人情報についてうるさくなっていますから、自分の情報は出したくないという人が多いです。なので、年齢や学歴などの質問は、仲良くなってからにしましょう。
出会って間もない頃は、天気やニュース、仕事などの無難な話題で会話をした方が良いですね。親しくなれば何でも話せるようになるので、それまでは気を遣うようにしてください。
雑談をするときに心掛けるべきこととは?
自分から話しかける
話しかけられるのを待っていても、いつまでも始まりません。だから、自分から積極的に話しかけるようにしてください。話す内容としては、天気やニュースなどの話題で構いません。会話のキッカケさえあれば、後は流れに沿って話題が広がっていくはずです。
天気:「暑くなってきましたね。夏バテとかしてませんか?」
ニュース:「最近、○○が流行しているらしいですよ。知ってました?」
美容・健康:「肌がキレイですね。スキンケアとかしてるんですか?」
衣食住:「この服カワイイですね。どこで買ったんですか?」
趣味:「最近、ゴルフ始めたんですよ。何かやってますか?」
上で紹介した話題なら、気軽に話しかけることができます。いつでも雑談を始められるように、話題を用意しておくと良いでしょう。
挨拶だけで終わらない
ほとんどの人は、「おはようございます」「お疲れ様です」などの挨拶で会話が終わってしまいます。それだと非常にもったいないので、会話を続けられるようにしてください。具体的には、以下のような会話をします。
挨拶にプラスして、一言付け加えましょう。そうすることで、会話を始めることができます。挨拶の延長上での会話なので、すぐに終わってしまっても構いません。2~3往復くらいの会話ができれば十分ですから、挨拶時には軽い雑談が出来るようにしてください。
相手に話させることがメイン
先述したように、自分ばかり話していると相手は退屈してしまいます。なので、基本的には相手の話を聞くことを意識してください。割合としては、8:2くらいがベストだと言われています。自分の話は2割程度で良いので、8割は相手の話を聞くことを心掛けましょう。
5W1Hに沿って質問をすることで、自由に会話を広げることができます。相手の話を深く掘り下げていくことで、気持ち良く話してくれるようになるはずです。
しっかりとリアクションをする
話を聞くときには、うなずきや相槌、オウム返しなどのリアクションを忘れないでください。真剣に話を聞いていたとしても、無表情だったりすると相手は不安になってしまいます。「自分の話が面白くないのかな」という気持ちにさせてしまうと、そこから会話が広がりません。
なので、楽しそうに話を聞いていることを態度で示す必要があります。聞き上手というのは、話を聞きながら相手を気持ち良くさせることを言います。なので、淡々と聞くのではなくて、ちゃんとリアクションをしてください。
以上、雑談が上手くなるための秘訣を紹介しました。雑談ができるようになると、人付き合いでのストレスは大幅に敬遠されるはずです。人生を充実させることができるので、雑談力が上がるように努力をしてください。