コミュニケーションにおいて、親近感を持ってもらうことは非常に大切です。相手との距離が近くなるほどに、自分の意見を受け入れてもらいやすくなります。だから、プライベートだけでなく、仕事の面でも親近感があったほうが良いですね。
話し上手な人ほど、相手との距離を縮めるのが得意です。出会って間もない状態であっても、すぐに仲良くなることができるので、誰からも好かれやすいわけですね。人間関係を円滑にするためにも重要なスキルなので、知っておくと得をするはずです。
ここでは、親近感を持たれやすくなる話し方を紹介します。
冗談を交えて話す
会話の中に冗談を入れることで、和やかな空気感を演出することができます。いつも真面目なことばかり話していても、硬い印象しか与えることができません。大学の講義のような話し方では、内容がしっかりとしていても相手は退屈してしまいますよね。
なので、ユーモアを忘れないようにしてください。冗談といえば笑えるものだと思われがちですが、別に面白くなくても構いません。親しみやすい印象を与えることが目的ですから、くだけた言葉を発するだけでも十分に効果があります。
「私は、イカ墨パスタが大好きなんです。食べたことないけど(笑)」
「毎日ジョギングしたら、3キロも痩せたんですよ。すぐに戻りましたけど(笑)」
このような冗談が言えれば、話しやすい雰囲気となるはずです。特に、マジメな印象がある人ほど、冗談の効果は高くなります。いつもとは違うギャップを演出できるので、好印象を持たれやすくなるわけですね。
会話に冗談を取り入れると、飾らない自分をアピールすることができます。周りからの信頼も厚くなるはずなので、試してみてください。
大げさにリアクションをする
相手の話を聞くときには、相槌やうなずき、オウム返しなどをするのが効果的です。そうすることで、話を聞いていることをアピールすることができるので、相手は気持ち良く話してくれるわけですね。
適度に相槌を打ったり、自分の気持ちを表情で表したりします。本当に興味を持って話を聞いているなら、姿勢は前のめりになりますし、「へぇ」「マジで?」「すごいね!」などと相槌もしっかりと打ちます。また、表情も豊かになるはずです。なので、意識的に興味のある態度を取るようにしましょう
しかし、自分ではリアクションをしているつもりでも、それが相手に伝わっていない場合があります。自分の動きは客観視できないので、思った以上にリアクションが薄かったりするわけです。
そのため、大げさにリアクションを取るようにしてください。相槌やうなずきをするときには、「そうなんだ」「へぇー」と大きめの声を出しましょう。ボディランゲージをするにしても、身振り手振りを大きくする方が伝わりやすいです。
意見を求められたら絶対に答える
会話中に予想外の質問をされることがあります。とっさに答えが思いつかなければ、「分からないね。」などと答えてしまいがちです。しかし、ハッキリしない答えを出してしまうと、何も考えていないという印象を与えてしまいます。特に、会議やプレゼン中の質問だったら、やる気が無いと思われるとマイナスですよね。
また、距離を置いていると思われる可能性もあるため、親近感を持ってもらうことができません。だから、急な質問であっても、何かしらの答えを出せるようにしましょう。質問に回答するためには、相手の話に集中して頭を回転させておく必要があります。
どうしても答えが思いつかないときには、「ちょっと頭が整理できていないので、後で回答します。」といって時間を稼ぎましょう。そうすれば、他の人が回答している間に、自分の答えを考えることができます。
他の意見に賛同して、「私も同じ意見です」などと言っても構いません。とにかく、曖昧な解答だけはしないようにしてください。
一番最初に自分の意見を出す
グループで話し合う時に、順番に意見を出し合うことがあると思います。そういった時には、後になるほどハードルが上がるので不利になります。たとえば、誰かの意見が大爆笑を取った場合、その次に話す人は期待値が上がっていますよね。
その場をシラけさせてしまうかもしれないので、早めに自分の意見を出した方が得です。できれば、一番最初に発言した方が良いですね。そうすれば、比較対象がありませんから、評価を落とす心配はありません。
また、自分の積極性を示すことにもなるので、一石二鳥だということです。積極的に意見を出す人は、頼りがいがあって親近感を持たれやすくなります。自信があるように見えますから、自分のアピールためにも早めに発言することを意識しましょう。
以上、周りから親近感を持たれやすくなる話し方を紹介しました。誰かと信頼関係を築くためには、距離感を近づける必要があります。そのためにも、親近感を持ってもらうことが大切なので、周りの人に好かれるように意識をしてください。