話し方が上手い人って、すごく憧れますよね。何気ない話であっても、周りの人を惹きつける何かがあります。数分間の雑談であっても周りの人を楽しませることができるので、あっという間に信頼関係を築くことができるわけです。
口下手な人は自分にコンプレックスを持っているかもしれませんが、ちょっとしたことで話し上手になることができます。コツさえ分かれば、誰でも話し方を上達させられるわけですね。なので、会話力を伸ばすための努力をしてみましょう。
ここでは、話し上手になるためのコツを紹介します。
定番の質問で差をつける
初対面や会って間もない人の場合、話す内容はほとんど決まっていますよね。誰でも聞くような定番の質問というものがあります。たとえば、出身地や家族構成、住んでいる場所や趣味などの質問です。
こういった質問が来るのは分かっているので、面白い回答をあらかじめ考えておきましょう。ここでインパクトのある回答をすることができれば、印象に残りやすくなります。
自分:「姉が二人います。男は僕だけなので、子供のときに姉のおさがりの服をずっと着せられていましたね。昔から姉と一緒に家事もしていたので、女子力が高いと言われます(笑)」
具体的なエピソードなどがあると、親近感が一気に増しますよね。自分の情報を積極的に出すことで、周りの人から親しみを持たれやすくなります。情報量も多いので、会話を広げる材料も多くなります。
でも、「姉が二人います。」だけで終わってしまったら、そこから会話も広げにくくなってしまいます。少しそっけない印象も与えてしまうので、マイナスイメージを持たれるかもしれませんね。
定番の質問はいくつもありますから、それらの面白い回答を用意しておいてください。このような工夫をすることで、相手から持たれる印象は大きく変わるはずです。
自分の弱点をさらけ出す
先述したように、自分の情報を積極的に出せば、親近感を持ってもらいやすくなります。特に、自分の弱点をさらけ出せば、距離感が一気に縮まります。完璧な人だと近づきにくい印象がありますが、欠点のある人だと親しみを持ちやすいわけですね。
自分のプライベートを開示することで、親近感を持ってもらうことができます。おススメなのが、過去の失敗談などを話すことです。自分のダメなところをさらけ出すことで、一気に親近感が増します。全てにおいて完璧な人よりも、少し欠点がある方が人間味があるからですね。
だから、自分の弱点を積極的に出すようにしましょう。
こういった感じでお茶目な一面を見せると、かなり親しみを持ちますよね。ポイントとしては、笑い話として話すことです。自分の弱点を暗い感じで話してしまうと、空気が重くなってしまいます。
コンプレックスの強い人は、弱点を出すのに抵抗があるかもしれません。でも、弱点があったとしても、マイナスイメージになることはほとんど無いです。だから、恐れずに積極的に自分をさらけ出してください。
マイナス感情もネタにする
話し上手な人は、いつも楽しい話をしているイメージがありますよね。面白おかしいエピソードを豊富に持っているので、周りの人を楽しませることができます。でも、楽しい話だけが、会話のネタではありません。
時には、マイナス感情であっても、面白いネタにすることができます。普通に生活をしていれば、腹が立つことや悲しいことなどがあると思います。そういった事柄をネタにすることで、会話を弾ませることだって出来るわけです。
こういったネタは、その場が盛り上がることが多いですね。よほどの暴言や悪口でなければ、周りの人も楽しく聞いてくれるでしょう。愚痴ではなく笑い話として語るのがコツですね。
また、自分からネタにすることで、マイナス感情を発散することもできます。一石二鳥だと思いますから、ぜひ会話の中に取り入れてみてください。
天気のネタで話を広げる
会話のキッカケ作りとして、天気のネタは頻繁に使われますよね。「今日は暑いですね」などと声をかけることで、会話を始めることができます。ただ、毎日のように使っていると、ワンパターンになってしまって雑談が盛り上がりにくくなることがあります。
そういった時には、雑学を取り入れることで会話を盛り上げることが可能です。
相手:「降水確率0%ですからね。雨は降らないでしょう。」
自分:「厳密に言うと0%じゃないんですよ。降水確率は10%刻みなので、端数は四捨五入されるんです。だから、1~4%も0%と表記されるらしいです。」
相手:「へぇ。物知りですね~。」
あまり知られていない雑学を入れると、面白い会話内容になりますよね。天気の話題から他の会話へ移ることもできますから、非常に展開しやすいです。なので、色々な雑学を頭に入れておくと良いでしょう。
以上、話し上手になる秘訣を紹介しました。話の内容を少し工夫するだけでも、かなり面白さが変わってきます。なので、相手の反応を見ながら、色々な話をしてみてください。興味を引く話題が見つかれば、会話を盛り上げることができるはずです。