職場で働いていると、新卒や中途採用などの新人が入ってくることがありますよね。また、人事異動などで他の事業部から転勤してくれる人もいます。このように、組織に新しい人材が入ってくると、先輩としては暖かく迎え入れてあげなくてはいけません。
入ってきたばかりの新人は不安なことが多いでしょうから、先輩から積極的に話しかけて安心させてあげることが重要だと言えるでしょう。そうすることで職場の雰囲気が良くなりますし、離職率も下がるはずです。
ここでは、職場の新人との人間関係を良くする秘訣を紹介します。
最初は笑顔を見せる
新人の緊張をほぐすためには、歓迎している姿勢を見せなくてはいけません。そのためには、笑顔で挨拶することが大切ですね。ニッコリと笑いながら「初めまして」と言えば、相手は安心すると思います。
自分が逆の立場だとすると、周りの人が笑顔で迎えてくれたら嬉しいですよね。無表情で接してしまうと、怒っているのだと思われて余計に委縮してしまいます。
無表情で他人と接すると、何を考えているのか分からないので敬遠されがちです。ですから、できるだけ笑顔で接するようにした方が良いですね。笑顔を心掛けるだけで、親しみやすい雰囲気となります。
笑顔の力は大きいですから、常に自分の表情には気を付けてください。自分では歓迎していたとしても、表情に表れていなければ意味がありません。気を抜くと無表情になってしまうので、注意が必要ですね。
また、遠く離れている相手であれば、ちゃんと目を合わせて会釈をしてあげてください。それだけでも相手は安心するので、親しみやすい雰囲気を演出することができます。
雑談を交えて少しずつ仲良くなる
毎日気軽に挨拶できる関係になったら、少しずつ会話の量を増やしていきましょう。挨拶の時に、プラスで一言付け加えるのが良いですね。
- 分からないことは無いですか?
- もう慣れました?
- 何かあったら相談してくださいね。
こういった一言を付け加えることで、新人としては嬉しいはずです。「自分のことを認めてくれている」と思うので、距離感を縮めることができるでしょう。そのうちに、新人からも声を掛けてくれるようになると思います。
そして、会話の回数が増えてきたら、積極的に自分の情報を開示してください。「この会社に入って○年目なんですよ」とか「サイクリングが趣味なんです」みたいなことですね。いきなり相手にプライベートな質問をすると敬遠されるので、自分の情報から出していくということです。
自分のプライベートを開示することで、親近感を持ってもらうことができます。おススメなのが、過去の失敗談などを話すことです。自分のダメなところをさらけ出すことで、一気に親近感が増します。
自分のことを知ってもらえれば、「あなたはどうですか?」と聞くことができますよね。新人の方も答えやすい雰囲気になっているので、色々と話してくれるようになるでしょう。最初から質問が多いと尋問のようになりますから、自分の情報から出すということを覚えておいてください。
相手の話題を中心に話す
気軽に雑談ができるようになったら、相手の話を中心に会話を展開していきます。人は誰でも、自分の話を聞いてもらうのが好きだからですね。だから、相手の興味のある話題を持ち出して、色々な話を聞き出すようにしてください。
人は自分の話を聞いてくれる人に対して、好感を持ちやすい傾向にあります。なので、積極的に相手の話を聞いて、しっかりとリアクションを取るようにしてください。
その時に、うなずきや相槌を積極的に使って、熱心に話を聞いていることをアピールします。せっかく質問をしても、上の空で聞いていたら相手は話す気を無くしてしまいます。だから、ちゃんとリアクションを取って、楽しそうに聞くのがポイントです。
相手の興味を聞き出すためには、質問をしなくてはいけません。「休みの日は何をしてますか?」とか「趣味はありますか?」といった質問をすれば、相手の興味を知ることができますよね。
「読書が好きですね。」といった回答ならば、「そうなんですか。最近、面白かった本はありますか?」などと話題を広げていきましょう。自分が下手に出て、色々と教えてもらうのが良いと思います。
こういった会話を毎日行っていれば、自然と信頼関係が作られていくはずです。打ち解けて話せるようになるので、人間関係を良くすることができます。社内のコミュニケーションは大切ですから、自分から積極的に会話をしていってください。
以上、職場の新人との人間関係を良くする秘訣を紹介しました。先輩として話しやすい雰囲気を作るのは大切ですし、自分の部下を持った時にもコミュニケーション能力は必要とされます。なので、初対面の人とでも関係性を作れるように努力しましょう。