初対面の人に第一印象を良く思ってもらえたとしても、その後の付き合いの中でどんどん印象が悪くなってしまうことがあります。表面的には良い顔をしていても、長く接していればボロが出てきてしまうわけですね。
また、性格が良かったとしても、話し方が悪いために変な印象を持たれることも少なくありません。話し方で与える印象は大きいですから、気を付けるようにしてください。自分の信用を落とさないためにも、好感度は大切にしましょう。
ここでは、好感度を高める話し方を紹介します。
目次
相手の話に耳を傾ける
話し上手の基本としては、相手の話を熱心に聞くということです。「話し上手は聞き上手」という言葉があるように、聞くということは非常に大切ですね。これを疎かにしている人が多いですから、ちゃんと意識をしましょう。
なぜ、相手の話を聞くことが大切なのかというと、人は誰でも自分のことを認めてもらいたいからです。話をちゃんと聞くことで、その人は自分を認めてもらっていると認識できるということです。
話ベタであっても、上手に会話をすることは出来ます。相手の話を聞くことに集中していれば、それだけで会話は弾むんですね。なぜなら、人は誰でも自分の話を聞いてもらいたいと思っているからです。だから、聞き役に徹することで、相手は喜んで話しくれるようになります。
自分の話に集中しすぎていると、相手の話を上の空で聞いてしまうかもしれません。それだと印象が悪くなりますから、自分の話よりも相手の話に意識を向けるようにしてください。割合的には、7:3くらいが理想ですね。聞くことに7割、自分の話は3割くらいにすると、話は弾みやすくなります。
表情にも気を付ける
聞くことに熱心になりすぎると、無表情になってしまうことがあります。自分は真剣なのかもしれませんが、相手からすると話が面白くないのかと不安になってしまいます。なので、人と接するときには、表情にも気を付けなくてはいけません。
具体的には、以下のポイントがあります。
- 相手の目を真っ直ぐに見る
- 口角を上げて柔らかい表情にする
- 腕を組んだり、髪を触ったりしない
時折、相槌を打ったり笑ったりなどのリアクションを取ることも重要です。話している相手が楽しくなるように、自分も楽しそうな表情を心掛けるようにしてください。
この辺のスキルについては、「好印象を与えるための表情・仕草とは?」を参考にすると良いでしょう。
余裕を持った話し方を身に付ける
ゆっくりと話す
自分が話をするときに、急に早口になる人がいます。特に、大勢の前で話すときなどは、緊張して早口になる傾向がありますね。でも、早口で話してしまうと、相手に圧迫感を与えてしまうので注意が必要です。
なので、話す前にゆっくりと深呼吸をして、落ち着いて話し始めるようにしてください。ゆっくり話し出すことで、その後も一定のスピードで話し続けることができます。たくさん話す必要はありませんので、話す内容を厳選して手短に伝えるようにしましょう。
口数が多くても相手の負担が増えるだけですし、自分の話は短めにして聞くことを優先させた方が良いです。
動きもゆっくりと
体を左右に揺らしたり、貧乏ゆすりなどをすると、せわしない印象を与えてしまいます。余裕が無い人だと思われてしまうので、説得力のある話し方ができません。なので、ゆっくりとした動作を心掛けましょう。
堂々と落ち着いて行動すれば、威厳や頼りがいのある印象を与えることができます。だから、できる限り無駄な動きを無くして、余裕のあるイメージを与えることを心掛けてください。
そのためにも、全身のストレッチをした方が良いですね。体が硬くなっていると、姿勢が悪くなりますし話し方も硬くなります。体中の筋肉を伸ばすことでリラックスできるので、余裕をもって話すことができるでしょう。
細かい所にも気を抜かない
陰口や愚痴や厳禁!
相手と仲良くなってくると、次第に緊張感が薄れていきます。なので、ふとした瞬間に、誰かの悪口や愚痴を言ってしまうかもしれません。それだと、今までの印象が良かったとしても、一気に評価が下がってしまいます。
頑張って信頼関係を作ってきても、一瞬で関係が崩れることもあるので注意しましょう。「親しき仲にも礼儀あり」と言いますが、どんな時にも気を抜かずに相手を立てることを忘れないようにしてください。
目の前の人を大切にする
人間社会において、人との繋がりはすごく重要です。人付き合いを大切にしていれば、どんどん自分の人脈が広がっていきます。紹介で色々な人との繋がりが生まれてきますから、目の前の人を大切にしましょう。
人間関係は思わぬところで繋がっているので、不誠実な対応をすると変な噂が広がる可能性があります。なので、一人一人との繋がりを大切にして、常に好印象を与えられるように工夫することを覚えておいてください。
以上、好感度をアップさせる話し方を紹介しました。人付き合いを上手くするには、どのように自分を印象づけるかが大切です。人間関係で損をしないためにも、好印象を得られる秘訣を知っておきましょう。