会社で営業職をしている場合、色々な取引先の担当者と接する機会があります。また、SEなどの技術職であっても、先方との打ち合わせなどで外部の人間と会う機会は多いですよね。新規の取引先や担当者の変更などがあると、初対面の人と会話をしなければいけません。
今後も付き合っていく人たちですから、なるべく悪い印象を与えないように気を遣う必要があります。思わぬ失言で場の空気を壊さないためにも、好印象を得るための話し方を身に付けておきましょう。
ここでは、取引先・営業先の人との話し方を紹介します。
良い印象を残すことのメリットとは?
取引先の担当者の人は、自分とは年齢・出身地が全く異なることが多いです。時には、10歳以上も年上の担当者と接する機会もあるでしょう。そういった人を前にすると緊張しますし、上手く話せないのも当然だといえます。
しかし、ちゃんと人間関係を構築して好印象を与えておけば、その後の取引もスムーズにいくはずです。次から訪問しやすくなりますから、先方の担当者とは仲良くなっておく方がメリットが多いですね。
ですから、緊張して声が出なかったり、会話が続かなかったりすることの無いように気を付けましょう。上手く話せなかったら、なかなか関係を築くことは出来ません。それだと、仕事の連携も悪くなりがちですから、十分に注意をしてください。
取引先と良好な関係を作るために、前もって準備を欠かさないようにすることが大切です。
訪問前にチェックを欠かさない
取引先へ訪問する前には、事前準備を行うようにしましょう。営業マンは会社の顔となる存在ですから、下手をすると会社全体の信用を損なうかもしれません。なので、顧客訪問の前に身だしなみなどのチェックを行ってください。
外見のチェック項目は、以下のような感じです。
- シャツにシワが入っていないか
- 靴に泥が付いていないか
- カバンに書類を詰め過ぎていないか
- 清潔感のある髪型かどうか
- ネクタイが曲がっていないかどうか
鏡を見ながら、自分の外見がどうなっているのかを確認しましょう。
また、自然な笑顔も大切です。顔が引きつっていると不自然な印象となるので、笑顔の練習も必要ですね。さらに、急に声を出すと詰まってしまうこともありますから、発声練習もしておきましょう。
いつでも話せるように準備をしておけば、訪問先で恥をかくことも少なくなるはずです。
相手の好みに合わせた会話をする
人は自分が興味のある話題に関しては、積極的に話す傾向があります。なので、相手の興味に合わせて会話をすることで、好印象が得られやすいというわけですね。ですから、事前に担当者の趣味や好きなことを調べておきましょう。
既存の取引先であれば、先輩社員に聞くことで担当者の特徴が分かるでしょう。それを調べておいて、話す話題をいくつも用意しておくわけです。初対面で興味深い会話ができれば、かなりの確率で好印象を持ってくれると思います。
また、新規の訪問先の場合は、会社のホームページやブログなどをチェックしてみてください。何か会話のヒントが見つかるかもしれません。その会社で力を入れている事業やサービスがあれば、それを話題にすれば盛り上がるはずです。
全くヒントが掴めないなら、その場で相手の興味を探るしかありません。まずは、天気やニュースなどの話題から始めて、相手が何に興味を持っているかを調べましょう。相手が食い付いてきたことを話題にすれば、会話も弾みやすいです。
その人の外見を見ただけで、興味が分かる場合もありますね。たとえば、高級時計をしているならば、「時計が好きなんですか?」と聞くことができます。体格が良い人であれば、「何かスポーツをやってたんですか?」と質問できるでしょう。
相手に合わせて盛り上がる話題は異なるので、その人に応じた会話をする必要があります。しっかり相手を観察しないといけませんから、色々なことに注意を払ってみてください。
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以上、営業先で好印象を与えられる話し方を紹介しました。ビジネスの世界では人間関係が大切なので、仕事をスムーズに進めるためにコミュニケーションを欠かさないようにしましょう。好感度が高ければ、新しい発注などももらえるかもしれません。