毎日仕事をしていると、ミスをしてしまうことがあります。人間ですから、絶対にどこかで失敗をしてしまうわけですね。なので、ある程度は仕方のないことだと割り切る必要があるでしょう。それよりも大切なのが、失敗した時の対処法についてです。
他人に迷惑をかけたとしても、適切に謝ることができれば問題はありません。ただ、謝罪の方法を間違えると、余計に相手を怒らせてしまうので注意が必要ですね。社会人として、正しい謝罪の方法を知っておくようにしましょう。
目次
やってはいけない謝罪方法
何か問題が起きた時に、やってはいけない対応方法を紹介します。無意識にやってしまうことがあるので、最低限の注意を怠らないようにしましょう。
お詫びの言葉が無い
例えば、間違えた商品を取引先に送ってしまった場合、「それでは、再度商品を送り直します。」と代替案だけを伝えてしまう人です。確かに対応は間違っていませんが、まず最初に謝罪をしないといけませんよね。対応を急ぎすぎると、謝罪の言葉が抜ける場合があるので注意が必要です。
自分の非を認めない
「配送業者のミスかもしれません。早急に業者に確認いたします。」と言ってしまうタイプ。配送業者に責任転嫁をして、自分には非が無いかのような言い方ですよね。たとえ、自分が悪くなかったとしても、相手に迷惑をかけたのは確かなわけです。なので、自分の責任だと認めて、謝ることが大切ですね。
誠意が見えない
「すいませんでした。新しい商品と交換します。」と、言葉だけで謝るパターンです。一見すると、ちゃんと謝っているように見えますが、心がこもっていないと相手に見透かされてしまいます。子供に多いタイプですが、「はいはい。ごめんね。」といった謝り方です。これは、相手の感情を逆なでするだけなので、ちゃんと謝罪の意識を持って謝ってください。
オーバーなリアクション
謝罪をするときに、必要以上にリアクションが大きい人がいます。申し訳なさそうな表情を作って、大げさに謝るタイプですね。極端な例だと、土下座をして謝る人もいるようです。ただ、ここまでオーバーに謝ってしまうと、相手が悪者になってしまいます。また、大げさな演技だと捉えられることもあるので、逆効果になる場合が多いです。
社会人としての正しい謝罪方法
直接会って謝罪する
社内の上司や取引先など、相手が近くにいる場合には、直接会って謝るようにしましょう。対応は早いほど良いので、ミスが発覚したらすぐに行動するべきですね。相手がいるところまで出向くことで、自分の誠意を示すことができます。
電話で謝罪してから、直接会いに行く
相手の都合ですぐに会いに行けない場合、電話で謝罪を行います。そして、現在の状況や今後の対応を説明しましょう。さらに後日、本人のところまで謝罪をしに行きましょう。すぐに会えない場合でも、電話を一本入れるだけで相手の印象は大きく変わります。
電話で謝罪してから、謝罪文を送る
遠方などで、どうしても会えない場合もあると思います。そういった場合は、電話で誠心誠意の謝罪を行ってください。さらに、謝罪の手紙を直筆で書いて送るようにしましょう。最初に電話で謝っておくことで、手紙を送った時に誠意が伝わるはずです。
以上、社会人としての謝罪のマナーを紹介しました。社会人の評価は、ミスをしたときの対応で見られる場合が多いです。失敗しないことも大切ですが、それ以上に信頼の回復方法について考えるようにしてください。