学生や社会人を問わず、話ベタで悩んでいる人は多いですよね。特に、新しい環境へ飛び込んだ当初は、周りは知らない人ばかりです。なので、自分から積極的に話を作っていかなければ、周りに溶け込むことは出来ません。
話ベタの人にとっては、それが一番難しかったりします。なので、話ベタを克服して誰とでもすぐに打ち解けられるようになったり、場の空気を盛り上げられるように訓練を行うようにしましょう。
そうすることで、コミュニケーション能力も飛躍的に高くなるはずです。
目次
話ベタを改善するための5つのプロセス
1.基本的なスキルを身に付ける
会話するための基本的なスキルが、身に付いていない人がいます。なので、まずはそこから身に付けられるようにしてください。たとえば、声が小さかったり、こもってしまって聞き取りにくい人は要注意です。
どれだけ面白い会話をしても、相手が聞き取れないなら意味がありません。ですから、発声練習を行って大きな声が出るように訓練したり、早口言葉などで滑舌を良くするトレーニングを行うようにしましょう。
また、話し方に癖がある人も注意してください。語尾が伸びてしまったり、「え~」や「あの~」などが多い人は、聞き手が気になって会話に集中できない場合があります。ですから、自分の会話を録音してみて、変な癖が無いかどうかをチェックすることが大切です。
2.気軽に話せる話題を集める
「話題作りのコツ」でも説明しましたが、日頃から話のネタを集めるようにしてください。会話するときに話すことが無くなる人は、単純に準備不足であることが多いです。だから、日頃からニュースや新聞などをチェックして、気になる話題を収集しておきましょう。
そして、それを話題として使う時には、自分の感想や意見を加えて話すようにしてください。
たとえば、「来週、台風が来るらしいですよ。」というよりも、「来週、台風が来るらしいですね。私は念のために、庭の植木などを部屋に入れましたよ。」といった方が、自分の意見があるので相手も話に興味を持ちやすくなります。
自分の体験や意見がある話は、リアリティがあるので周りの人も興味を示しやすいです。なので、単に情報を言うのではなくて、自分の意見を取り入れるようにしてください。そうすれば、話も広がりやすくなるでしょう。
3.相手に興味を持つ
会話を弾ませるためには、相手に興味を持つことが必要不可欠です。自分の話ばかりしていても、相手は退屈するだけですよね。だから、相手に興味や関心を向けてみて、どんな話を聞きたがっているのかを探りましょう。
人は一般的に、自分が好きな話題を話したいと思っています。釣りが趣味の人であれば釣りの話題が好まれますし、格闘技が好きなら格闘家の話などをすると話が弾みやすいです。
だから、相手の好みがあらかじめ分かっているのであれば、前もって知識を付けておくのもおススメですね。また、「○○について詳しいんですか?」と質問することで、その分野について色々と教えてもらうことができます。
なので、相手がどんな話をしたいと思っているかを常に考えるようにしましょう。そうすれば、自然と話も進んでいくと思います。
4.アクティブリスニング
相手の話を積極的に聞くことを、「アクティブリスニング」といいます。これは、単に話を聞くのではなくて、うなずきや相槌を入れたり、リアクションを取って、相手の話を聞いていると態度で示すことです。
聞くときの態度としては、前かがみになって聞くのがコツですね。その方が、相手に興味を持っていることが伝わります。背もたれに腰かけてのけぞってしまうと、あまり興味の無い印象となってしまいますよね。
また、返事をするときには、「はい」とワンパターンで返答するのではなくて、色々なバリエーションを用意した方が良いでしょう。「そうですか」や「なるほど」、「へぇ」など、何種類もあった方が相手は話しやすくなります。
5.トライ&エラーを繰り返す
会話を上達させるためには、場数を踏む必要があります。何度も他人と会話をしてみて、試行錯誤を繰り返しながら上達していくものです。なので、失敗したとしても、その原因を究明して次に生かすようにしましょう。
会話ベタな人は、そもそも人と会話する回数が少なすぎます。ほとんど会話の機会を持たないから、いつまでたっても会話力が上達しないわけです。最初のうちは失敗するのが当たり前ですから、どんどん色々な人と会話を繰り返すようにしてください。
そうやって経験を積んでいく中で、自然と自分の会話力も上達していくはずです。
以上、話ベタを改善するためのプロセスを紹介しました。これらの過程を繰り返すことで、会話力を磨くことが可能です。すぐに上達はできませんから、何度も試行錯誤しながら練習をしてみてください。会話力を磨くためには、このプロセスが重要となります。