社会に出ると、色々な年齢層の人たちと話すようになります。20代前半の新人から、50歳以上のベテランまで幅広い年齢層がいるわけですね。なので、10歳以上年下の部下ができることも珍しくありません。
そういった時に、コミュニケーションの取り方が分からずに悩んでしまうことがあります。年が離れすぎていると、何を話せば良いのか分からなくなるということですね。しかし、ちゃんとコミュニケーションを取っていないと、仕事での連携が悪くなるのでできるだけ打ち解ける必要があります。
年下の部下も話しかけてほしいと思っているはずなので、気軽に話せるようにしておきましょう。色々な世代の人と話せば、学びになる点も多いです。仕事の指示を出すときにも、人間関係ができている方がやりやすいですよね。
管理職においては重要ですから、覚えておいてください。
年下と話せない3つの要因
プライドが高い
自分から年下に話しかけるのは、プライドが邪魔するという人がいます。目下の人間から話しかけるべきだと思っているタイプですね。でも、コミュニケーションが不足していると、仕事でもミスをしやすくなります。
自分から積極的に部下に話しかければ、それぞれの特徴が分かってきます。率先して仕事をするタイプや理解力が低いタイプ、作業が遅いタイプなど、人によって個性が違います。部下の特徴を知っていれば、どんな指示を出すべきなのかが分かりますよね。
結局は自分のためになるわけなので、プライドを捨てて話しかけるようにしましょう。
話を聞いてくれないと思っている
若い人間は、自分の話なんて聞かないと思っている人がいます。ギャップがあることで、馬鹿にされるかもと心配しているかもしれません。しかし、それは単なる思い込みです。
友達関係になるのは難しいかもしれませんが、仕事上の付き合いですし軽い雑談をするくらいならできるはずです。委縮してしまっても無意味なので、気にせずに話しかけるようにしましょう。
話が合うかどうか不安
年が離れるほど、話を合わせるのが難しくなりますよね。なので、話がかみ合わないことも、あるかもしれません。しかし、部下とのコミュニケーションの目的は、仕事上の意思疎通をやりやすくするためです。打ち解けて仲良くなる必要はありませんから、上手く話さなくても良いと思っておきましょう。
いつでも自然に話しかけられる関係が理想なので、普段から会話する回数を増やしておきましょう。長話をしなくても、短い会話を何度も重ねるだけで関係性を作ることができます。
自分の中でルールを作る
話しかけるタイミングが掴めない場合は、自分の中でルールを作ってしまいましょう。たとえば、以下のような感じです。
- 毎朝の挨拶の時に、天気などの話題で少し話す
- 昼食を一緒に食べてみる
- 帰るときに今日の仕事について聞いてみる
いつ話しかけるかを決めておくことで、タイミングを見失うことがありません。一言二言話すだけで良いので、特に考え込むことも無いでしょう。思い切って話しかければ、意外と難しくないと分かるはずです。
これに慣れていけば、徐々に会話する回数も増えていくでしょう。数か月後には、自然と雑談ができる関係になっていると思います。
以上、年が離れている部下との接し方を紹介しました。仕事をするうえでは、コミュニケーションが必要不可欠です。チームで成果を上げるために、部下とのコミュニケーションはしっかりと取っておくようにしましょう。