年末年始になると、忘年会や新年会などで飲みに行く機会が増えますよね。職場のみんなで飲みに行くわけですから、単純にバカ騒ぎをしただけだと勿体ないです。特に、上司であれば部下からの信頼を集められるように意識をしましょう。
仕事場では話せない会話などもできますから、上手くやれば上司としての信頼を集めることができます。ただ、部下としても上司と一緒に飲むときには緊張するでしょうから、話しやすい雰囲気を作りつつ好かれやすくなるように工夫をしてください。
ここでは、飲み会で部下に好かれやすくなる秘訣を紹介します。
目次
飲み会で期待できる効果とは
親近感を持ってもらう
お酒の力を借りてプライベートな自分を見せることで、話しやすい雰囲気を出すことができます。職場だと真面目な話しかできなくても、お酒の席で砕けた話をすれば距離感が一気に縮まるということです。
普段とギャップがあるほど、インパクトがあるので好感度を高めるのに有効ですね。ただし、普段は頼りがいのある上司なのに、お酒が入ってだらしなくなると株が下がってしまいます。飲み過ぎて失敗しないように気を付けましょう。
部下の素顔を知ることができる
お酒が入ると、人はリラックスすることができます。そうすると、部下の本当の素顔を見ることができますね。普段は無口な人でも、お酒を飲むと饒舌になることもあります。また、仕事への熱い思いを語りだしたりと、意外な一面が見られるわけです。
職場だけの付き合いだと分からないこともあるので、飲み会を利用して心から打ち解けるというのは重要だといえるでしょう。
目的意識を明確にする
単に飲み会といっても、その目的は色々あります。飲みの席を利用して、どんな目的を達成したいのかを意識しておいてください。主なものは、以下の通りです。
仲良くなる
親睦会的な意味合いの飲み会であれば、距離感を無くすことが大切ですね。なので、プライベートな自分をドンドン出していきましょう。その時に、自分の失敗談などを話すと、かなり効果的です。
失敗の経験を話すことで、人間味があって親近感を持たれる効果があります。お笑い芸人なども、自虐ネタを頻繁に使いますよね。自分のマイナス部分を前面に出すことで、共感されやすくなるということです。
ただ、失敗談で終わると上司としての威厳が無くなるので、そこから立ち直った話などもしましょう。失敗から成功の流れを説明すれば、親近感を持ってもらいつつ尊敬の念も持たれることになるはずです。
悩みの相談に乗る
部下が何かに悩んでいそうなら、相談に乗ってあげましょう。少し雑談して話しやすい雰囲気になったら、「何か悩んでいることない?」と聞いてみてください。お酒が入ると自分の話をしたくなるので、色々な話を引き出すことができるはずです。
ここでは、話を聞くことに集中してください。全ての悩みを吐き出させてあげるだけで、心がスッキリすることがあります。一通り話を聞き終わったら、自分なりのアドバイスをすれば良いでしょう。
チームの士気を高める
自分のチームのモチベーションを高める目的なら、団結力を上げる必要がありますね。なので、飲み会を開いて言いたいことを言い合ったほうが、スッキリして協力しやすくなります。そこで、お酒を飲みながら、みんなで盛り上がるようにしましょう。
そして、一通り打ち解けたら、チームの将来のビジョンを共有してください。共通の目標があれば、団結力が飛躍的にアップします。なので、メンバーの全員が共感できる目標を作って、それらを共有するようにしましょう。
飲み会で嫌われる原因について
飲みの席では、お互いの距離感を縮めて仲良くなる効果があります。しかし、下手をすると逆に信頼を失うことにもなるので注意が必要です。なので、どんな行為が嫌われるのかを把握しておいてください。
自慢話が多い
お酒が入ると、過去の武勇伝などを延々と話す人がいます。部下のためだと思って話している人もいるでしょうが、それでは単なる自慢話にしか聞こえません。聞く側に立ってみると、自慢話ほど退屈なものは無いわけです。
なので、自分の話はほどほどに抑えるようにしてください。また、仕事の愚痴も同じように嫌われてしまいがちなので、控えるようにしましょう。
相手の話を聞かない
基本的には、上司として部下の話を聞くようにしましょう。人は誰でも、自分の話をしたいと思っています。なので、しっかりと相手の話を聞くことで、好感度が上がるわけですね。自分の話をしたい気持ちはあるでしょうが、そこはグッとこらえた方が良いと思います。
話を聞くことに集中すれば、部下の気持ちを理解することができます。そうすれば、これから仕事を進めるうえでも、スムーズにいきますよね。
ハラスメント
お酒を飲むと気が大きくなるので、セクハラやパワハラをしてしまう人がいます。これは、一気に信頼が落ちてしまいますから、絶対に止めましょう。お酒に呑まれてしまうのは、人としてダメだと思いますし、誰からも尊敬されません。
また、飲み過ぎて泥酔するのも論外です。飲み会も仕事の延長だと考えて、必要以上に飲まないようにしてください。上司として最低限の緊張感を持つことは大切だといえます。
以上、飲みニケーションで部下から好かれるための秘訣を紹介しました。仕事を円滑に進めるためには、非常に重要なことです。飲み会を上手く生かして、部下とコミュニケーションを取るようにしてください。