春先になると新入社員や異動などで、新しい人材が増えますよね。下の人間が増えると、先輩である自分が率先してコミュニケーションを取っていかないといけません。先輩として好かれていれば、仕事での連携もやりやすくなるでしょう。
リーダーとしてチームを持ったりした場合も、部下から好かれていた方が結果を出しやすいのは言うまでもありません。なので、日頃からマメにコンタクトを取るようにして、自然に会話できるような関係を作っておいてください。
ここでは、部下から好かれるための会話術を紹介します。
会話のキッカケの作り方
コミュニケーションを取るときに、最も困るのが会話のキッカケについてですよね。キッカケさえあれば、誰とでも話せるという人は多いでしょう。基本的に、新しく入った人から先輩に話しかけるのは、勇気のいることです。
日本人は遠慮がちですから、後輩から積極的に話す人は少ないでしょう。なので、先輩である自分から、話しかける必要がありますね。会話のキッカケになりやすい話題としては、天気やニュースなどがあります。
「今日は暖かいね」とか「最近、○○が流行っているらしいよ」といった内容です。これで話を広げるのは難しいですが、一言話すことができれば、緊張がほぐれて話しやすい雰囲気となります。そこから、深い話題へ入っていくと良いでしょう。
意識したいのは、ネガティブな話はしないことですね。雑談の場において、相手の仕事ぶりを注意したり、説教にならないようにしてください。楽しく話すことが目的なので、相手が話しやすい話題を選ぶことが重要です。
会話を盛り上げるための質問術
話を弾ませるためには、相手の興味がある話題を知る必要があります。会話は自分で考えるのではなくて、相手から引き出すものだということを理解してください。なので、質問をして相手の興味を探るようにしましょう。
質問には、大きく分けて2つの種類があります。それが、「クローズド質問」と「オープン質問」です。クローズド質問とは、「Yes」か「No」で答えられる質問となります。「ケーキは好きですか?」などといった質問ですね。
そして、オープン質問とは、「Yes」か「No」で答えられない質問です。「どんなケーキが好きですか?」と聞くことで、具体的な回答が返ってきます。
相手の興味を探るためには、オープン質問を多用しましょう。先ほどのように、「ケーキは好きですか?」という質問だと、すぐに話が止まってしまいます。でも、「どんなケーキが好きですか?」という質問であれば、相手の好みを聞き出すことができますよね。
「チョコレートケーキが好きです」という回答なら、「チョコが好きなんだね。普段から食べるの?」などと話を広げることができます。相手が興味を持っている話題なら、積極的に話に乗ってくるはずです。
翌日のフォローも忘れない
話が一通り盛り上がったら、次の日にフォローを入れましょう。「すごく話しやすいね」とか「仕事に対する意識が高いね」と、相手と話したことで好印象だったと伝えるわけです。そうすれば、継続して良好な関係を築けると思います。
飲み会などで一時的に盛り上がって、後は疎遠になってしまうことは意外と多いです。なので、継続的な関係を築くためには、日を跨いだフォローは必要不可欠なんですね。面倒に思うかもしれませんが、ここで差が付きますから覚えておきましょう。
以上、部下から好かれやすくなる秘訣を紹介しました。コミュニケーションの数が多いほど関係性も深くなりやすいので、マメにコンタクトを取ることが大切ですね。仕事を進めるうえで大切ですから、意識してください。