誰かと話しているときに、沈黙してしまうことってありますよね。
話題が思いつかなくて、焦ってしまった経験は誰にでもあるはずです。
何を話そうかと深く考えるほど、どんどん頭が真っ白になっていきます。
特に、初対面や親しくない人が相手だと、何を話せばいいのか分からなくなってしまうでしょう。
同性なら普通に話せるけれど、異性になると急に話せなくなる人もいますね。
話すことが無くて会話に苦手意識を持っている人がいますが、基本さえマスターすれば話すことは難しくありません。
ここでは、何を話せばいいのか分からない時の対処法について解説します。
目次
知っておくべき会話の基本原則
話題は相手から引き出すものである
何を話すのかということは、自分で考えるものではありません。
仮に、自分から話題を振ったとしても、それが相手の興味を引くかどうかは分からないからです。
野球に興味が無い人に対して、日本シリーズの話をしても理解されませんよね。
なので、相手の興味を中心に会話をしないといけません。
具体的には、相手の服装や趣味、最近あった出来事などを話題にします。
その人自身のことを話題にすれば、自然と会話は盛り上がっていくはずです。
人は誰でも、自分のことに最も関心があるからですね。
自分の好きな服を着て、自分の好きなことを趣味としているわけですから、自分の身の回りのことについては興味があるに決まっています。
だから、その人に関する話題を話すことで、確実に興味を持たれるわけですね。
そこから話を広げるようにすれば、話題に困ることはありません。
自分で話題を考える必要が無いですから、楽に会話を進めることができるはずです。
話題を引き出すコツとしては、以下のページでも解説しています。
会話とは感情を共有するものである
話下手な人ほど、何を話そうかということに意識が向きがちです。
話題にばかりフォーカスすると、話すことが思いつかなくなってしまいます。
実は、会話をすることにおいて、話題は重要ではありません。
たとえば、女子高生の会話を聞いてみると分かりますが、「そうなんだ~、すごいねー」「それカワイイね~」みたいな会話ばかりですよね。
内容なんて、全くありません。(笑)
これだけで、会話は成立しているんです。
つまり、会話において大切なのは、感情を共有するということ。
相手の言ったことに対して、共感を示すだけでいいんですね。
中身のない会話であっても、そこに共感があれば相手は満足してくれます。
話すことが思いつかないときには、相手に共感することを意識してみてください。
共感しながら話を聞くことができれば、聞き上手になることができるでしょう。
特に、彼氏・彼女との会話の場合だと、共感するということが非常に大切です。
関係性を深めるために共感は不可欠なので、必ず意識をしなくてはいけません。
共感しながら話を聞くスキルについては、以下のページでも解説しました。
会話を続けるためのテクニック
質問をする
積極的に質問をすることで、相手への関心を示すことができます。
誰でも自分に興味を持ってくれる人に対しては、好感を持つ傾向にあるからです。
なので、積極的に色々な質問を投げかけてみましょう。
先述したように、話題は相手から引き出すものなんですね。
質問をすれば新しい話題が出てくるので、話すことに困ったりはしません。
「そのカバン、カワイイね。」「休みの日は何してるの?」といった話題を振れば、相手は喜んで話してくれるはずです。
ここでのポイントとしては、「共感する」ということです。
せっかく質問したのに、否定的な態度をすると相手に失礼ですよね。
だから、相手の返答に対しては、共感を示すようにしましょう。
「スゴイね!」と驚いてみたり、「それ分かる!」と同意したり、共感を示すアクションを取ることが大切です。
日頃から話題を集めておく
会話のキッカケ作りとして、色々な話題を用意しておくのはおススメです。
特に、初対面やよく知らない人との会話だと、プライベートな質問はしにくいですよね。
だから、当たり障りのない会話ができるように、いくつかの話題を持っておくようにしましょう。
天気や食べ物、時事ニュースなどの話題は、誰とでも気軽に話すことができます。
廊下でばったり出くわした時など、急に話すことが思いつかずに焦ることがありますよね。
そういった時にも、話題を用意しておくと、いつでも会話を始めることがでるはずです。
新聞やテレビのニュースに目を通しておけば、色々なネタを集めることができます。
面白いネタである必要はありませんから、2~3個持っておいてください。
気軽に話せる話題に関しては、以下のページでも紹介しています。
目の前にあるものをネタにする
会話のネタは、私たちの身の回りに転がっています。
少し周りを見渡すだけで、いくらでもネタを見つけることができますよ。
「今日は曇ってるね。傘持ってきた?」
「髪の色キレイですね。自分で染めたんですか?」
など、自分の視界に入ったことを、そのままネタにすれば良いわけです。
すごく簡単なことなので、誰でもできますよね。
好奇心を持って周りを見ていれば、話題に困ることは無くなると思います。
相談をしてみる
目上の人との会話では、話題の選び方に困ることがありますよね。
フランクに話をしてしまうと、失礼になってしまうかもしれません。
そういった時には、簡単な悩み事を相談するのが効果的です。
「子供が反抗期なんですが、どんな対応をすれば良いですか?」
「嫁とケンカしちゃって、仲直りのコツとかってありますか?」
このように相談されると、喜ぶ人は意外と多いです。
上司や先輩からすると頼りにされていると感じますから、喜んで相談に乗ってくれるわけですね。
信頼関係を構築するのにも効果的なので、目上の人に対して積極的に相談をしてみましょう。
ただ、あまりに深刻な悩みだと、相手が引いてしまう可能性があります。
なので、気軽に答えられる範囲の相談に抑えてください。
教えてもらう
また、自分の知らない知識について、教えてもらうのも有効です。
こういった質問をすれば、知識がある人なら丁寧に教えてくれますよね。
人は誰でも、自分の好きなことについて話したがる傾向にあります。
なので、その人の趣味について教えてもらうことで、喜んで話してくれるようになるでしょう。
共通の趣味があればそれについて会話できますし、共通点が無いなら相手の趣味について教えてもらえばいいわけです。
部下や後輩など自分よりも目下の人であっても、教わる姿勢があれば会話を弾ませることができますよ。
以上、何を話せば良いか分からない時の対処法を紹介しました。
相手によって興味を持つ話題は異なりますから、その人に応じて話題を選択するようにしましょう。
そうすれば、誰とでも話を弾ませることができるはずです。
また、以下のページも参考にしてみてください。