漫才などでは、ボケとツッコミに分かれてネタをやったりしていますよね。これは、お笑いの世界だけだと思われがちですが、日常の会話でも十分に活用することができます。上手く活用することで会話に笑いを入れることができるので、話が盛り上がりやすいです。
なので、ボケとツッコミを意識して会話をしてみましょう。今まで以上に、話が弾みやすくなると思います。特に、相手の話にツッコミを入れることで、お互いの距離感を縮めやすくなったりもします。なので、覚えておいてください。
ここでは、ツッコミについて解説を行います。
目次
ツッコミの効果とは?
ツッコミとは、相手の何かを指摘する行為のことを指します。相手の変化を尋ねたり、間違いを訂正したりといったことですね。漫才では「なんでやねん!」という言葉が定番ですが、それだけではないということです。
その人自身を対象に会話を進めることができるので、相手との距離感を縮めることができます。親しい人間関係を築くために大切ですから、積極的にツッコミを入れるようにしましょう。
大きく分けて、ツッコミには3つのパターンがあります。
- 見た目を指摘する
- 質問する
- 間違いを訂正する
思ったことを指摘する
これは、最も基本的なツッコミだといえますね。相手の話を聞いて、思ったことや感じたことを伝える方法です。自分の思ったことを言うだけなので、すごく簡単な方法だといえるでしょう。
自分:「昨日もラーメンじゃなかった?」
相手:「そうだね。今週は3日もラーメン食べてるよ。」
自分:「どんだけ好きなんだよ(笑)」
上の会話例だと、「どんだけ好きなんだよ(笑)」がツッコミの部分ですね。思ったことを素直に伝えるだけで、ツッコミとしては成立しています。ここで、「ふーん」といった薄い反応を示してしまうと、相手に興味が無いと思われてしまいます。
それだと、会話が弾みませんし人間関係を築くこともできません。なので、ちゃんと相手の話に集中をして、的確にツッコミを入れられるようにしましょう。
質問する
相手を観察して、その人の特徴や変化などを質問してみます。純粋な疑問として聞くことで、その人に対する興味を示すことができます。
相手:「そうだね。暑くなってきたから夏用にしたんだ。」
自分:「いいですね。似合ってますよ。」
さりげなく相手を褒めることで、喜ばれるはずです。そして、自分の変化に気付いてもらえたことで、承認欲求を満たすこともできるわけですね。相手の変化を感じ取ることができれば、自然と人間関係も作られていくでしょう。
間違いを訂正する
相手の間違いを訂正することで、上手く笑いに変えることができます。漫才においてのツッコミは、このパターンが多いですね。
相手:「お食事券?どこの店の?」
自分:「汚職事件や!!」
相手のちょっとしたミスを訂正することで、笑いが生まれます。とっさに突っ込むのは難しいかもしれませんが、かなり使えるてテクニックです。その場の雰囲気が明るくなるので、相手の話を注意深く聞くようにしてください。
面白いツッコミに必要な要素とは?
上で紹介したパターンを知っていると、日常の雑談でもツッコミができるようになるはずです。しかし、面白いツッコミをするためには、いくつかの要素が必要となります。以下で紹介する要素を覚えておけば、周りと差をつけるツッコミができるでしょう。
常識を知る
何が正しくて何が間違っているのかを知らないと、正しくツッコミを入れることはできません。だから、常識人でなければいけないですね。日頃から新聞やニュースなどを見て情報を仕入れたり、本を読んで教養を深めるといったことが大切です。
独自の切り口を見つける
誰でも思い付くツッコミを入れても、あまりウケないことが多いですね。なので、自分独自の切り口でツッコミが出来るように工夫をしましょう。注意深く相手を観察して、他の人が気付かないポイントを見つけることが大切です。
ツッコミを入れるまでの会話の流れ
実際の会話の中で、どのようにツッコミを入れるのが良いでしょうか。具体例を紹介するので、参考にしてみてください。
相手の変化に気付いて会話のキッカケを作る
先ほど紹介した、「思ったことを指摘する」「質問する」「間違いを訂正する」などを使って会話のキッカケにします。相手を主役として会話を進めると、ツッコミを入れやすい状況となります。
- 髪切った?
- 今日は元気いいね。何かあった?
- ちょっと痩せたんじゃない?
こういった質問をして、会話のキッカケを作るようにしてください。
積極的に共感を示す
人は共感されることで、心を開きやすくなります。なので、会話の中で共感を示すことで、自分に好意を示してくれるわけですね。なので、相槌やオウム返しなどを使って、相手の話を興味深く聞くようにしましょう。
相手:「そうなんだ。暑いから短くしたよ。」
自分:「たしかに暑いよね。すごく似合ってるよ。」
こういった感じで共感すると、相手は喜んでくれるはずです。
笑顔でツッコミを入れる
共感を示して話を聞いていると、すぐに和やかな雰囲気になってくるでしょう。そうすれば、ツッコミを入れる土壌が出来上がるはずです。
相手:「そうなんだ。暑いから短くしたよ。」
自分:「たしかに暑いよね。すごく似合ってるよ。」
相手:「後は、夏が来るまでに痩せないと。」
自分:「ダイエットとかしてるの?」
相手:「夜にジョギングをしてるよ。でも、お腹が空いて食べ過ぎちゃうんだ。」
自分:「アホか(笑)」
ツッコミを入れるときには、笑顔を意識することが大切ですね。この会話例だと、「アホか(笑)」の部分がツッコミですが、これを真顔で言ってしまうとケンカになるかもしれません。なので、ツッコミだと分かるように笑顔で話すことが重要です。
以上、会話を盛り上げるためのツッコミについて紹介をしました。上手くツッコミができると、他人と距離感を近くすることができます。楽しい会話ができるようになりますから、普段の会話で意識をしてみてください。