あがり症の最も大きな原因としては、「他人からどう思われているのかが気になる」といったことがあります。自分と他人を比較してしまっている状態ですね。周りの人間に対して劣等感を持っている人が、あがり症になりやすいと言われています。
また、失敗に対する恐怖感も原因としてありますね。「失敗してはいけない」と強く思うほど、失敗が怖くなってしまい、緊張しやすくなってしまいます。自分に対する自信の無さが、こういった心理状態にしてしまうのでしょう。
解決方法としては、仲間意識を持つことです。「みんな自分の仲間なんだ」と思うことで、気持ちが楽になります。自分の敵はいない、周りの人は自分の味方だと思うのです。周りの人間と調和して溶け込むことが出来れば、緊張も緩めることが出来るでしょう。
さらに、あがり症を克服するためには、心の感じ方も大切な要素です。感受性が強すぎる人は、自分の欠点やコンプレックスに敏感に反応します。ちょっとしたことで傷ついたり、落ち込んでしまったりするわけです。つまり、自意識過剰な状態ですね。
もっと、鈍感になりましょう。多少の失敗程度で、気にする必要はありません。何も気にせず、前に進んでいけば良いのです。そうすれば、いつしか何も気にならなくなるはずです。
なので、根本的なあがり症の解決法としては、自分の欠点やコンプレックスを認めてあげるということです。完璧な人間は、この世に存在しません。欠点があるから、人間なわけです。ですから、自分をさらけ出してありのままの姿で生活をしてください。
そうするだけで、人間関係が驚くほど楽になるはずです。自分を隠さないということが、コミュニケーションを円滑にする秘訣だと言えるでしょう。