人は生きている限り、必ず失敗するものです。仕事やプライベートで、一度も失敗したことが無い人はいないでしょう。重要なことは、失敗をしたときにどうやって対応するかということです。
迅速に対応することで自分の評価を高めることができるので、失敗した時はチャンスだと思いましょう。「ピンチはチャンス」という言葉がありますが、まさにその通りだといえます。社会人として適切な対処を知っていれば、自分の評価を高められるでしょう。
ここでは、社会人としてのお詫びの仕方を紹介します。
目次
お詫びをするときの心構え
対応は迅速に
仕事で失敗をしたら、迅速に上司へ報告を行いましょう。何とか誤魔化そうと思ってしまうと、報告が遅れてしまいがちです。対応が遅くなるほど問題が大きくなるので、報告は早いほど良いといえます。
報告するときには、焦らずにゆっくりと伝えます。5W1Hに従って、「誰が」「いつ」「何処で」「何を」「なぜ」「どのように」と状況を整理して伝えるのがポイントです。上司の指示に従って対応すれば、評価を下げることも少ないでしょう。
誠実な態度
謝るときには、しっかりと自分の非を認めましょう。言葉だけで謝ったとしても、気持ちがこもっていなければ相手に伝わりません。口先だけの謝罪だと、逆に相手を怒らせてしまいますから注意が必要です。
なので、相手に対して申し訳ないという気持ちを込めて、誠心誠意で謝るようにしてください。本気で謝罪をすれば、きっと相手には伝わると思います。
言い訳をしない
謝罪の際に、言い訳や責任転嫁をするのは止めましょう。たとえ、自分に直接的な原因が無かったとしても、相手に迷惑をかけたのは事実なわけです。ですから、それに対する謝罪は必要ですよね。
大人が責任転嫁をするのは、すごく見苦しいことだといえます。信用できない人間だと思われてしまいますから、責任を持って謝るようにしてください。
今後の対策を伝える
失敗をしたときには、謝って終わりではありません。また同じ失敗を繰り返さないために、どのような対策をするのかを伝えることも重要です。たとえば、仕入れの個数を間違って発注してしまった場合であれば、「今後はチェック体制を二重にしてミスが無いようにします」などの対策を説明しましょう。
今後の対応に問題が無ければ、相手も安心することができます。何も対応しなければ不安は消えませんから、ちゃんと説明をする義務がありますね。相手の不安を取り除くまでが、謝罪の一連の流れだといえます。
具体的なお詫びの仕方
自分のミスで問題が起きた時
伝達ミスや間違いなど、自分の失敗でトラブルが起きたとします。原因が自分にあるわけですから、しっかりと上司や同僚などに謝る必要がありますね。なぜ失敗をしたのかという原因や今後の改善策などを伝えるようにしましょう。
こういった感じでお詫びをすれば、大抵の場合は許してもらえるでしょう。同じ失敗をしないために、注意して仕事を行うようにしてください。
不可抗力でトラブルが起きた時
電車が遅れて会議に間に合わなかったり、配送業者のミスで得意先に商品が届かなかったり、自分とは関係ない原因でトラブルが起きる場合があります。こういった時には、外部に責任転嫁をする人が多いですが、ちゃんと謝るようにしてください。
自分に直接の原因が無くても、相手に迷惑をかけたのは事実なわけです。なので、それに対する謝罪は必要ですよね。
どんな状況であっても真剣に謝罪を行えば、誠実な人間だと思ってもらえます。信頼関係が築ければ、その後の仕事もスムーズにいくはずです。なので、普段から意識をしておいてください。
以上、社会人としてのお詫びの仕方を紹介しました。スマートに謝罪できるのも、社会人としての重要な能力だといえます。大切なことですから、ぜひとも覚えておくようにしましょう。