会話をしているときに、いつも自分の話へ持っていく人がいます。自己顕示欲が強いので、自分が中心でないと満足できない人ですね。こういった人が相手だと、話の腰を折られてしまうので困ってしまいます。
しかし、上司や先輩などの目上の人の場合、ぞんざいに扱うこともできません。社会に出るとこういった人との出会いも増えますから、扱い方を知っておくと良いでしょう。自分勝手な人とでも楽に接することができれば、人間関係に悩むことも少なくなるはずです。
ここでは、自己中心的な人間との付き合い方について解説をします。
自己中な人との接し方
正面から張り合わない
自分が話をしているのに、途中で話の腰を折られてしまったとします。そういった時には、無理に話を戻すのではなくて、自由に話をさせてあげるようにしましょう。好きに話をさせてやることで、相手は満足するはずです。
そして、話が一段落したところで、自分の話に戻すというわけですね。話の奪い合いになってしまうと、ケンカになる可能性があります。また、相手の気持ちがモヤモヤしたままだと、自分の話を聞いてもらうことができません。
なので、広い心を持って相手の話を許容することが大切ですね。
軽く聞き流す
対等の立場や目下の人間であれば、軽く聞き流すという方法も有効です。あまり目を合わさずに「ふーん」という対応をすることで、相手は黙ってくれると思います。あえて悪い反応をすることで、黙らせるという方法ですね。
もちろん、そのままだと相手は傷ついてしまうので、後でフォローすることが必要です。ある程度の信頼関係ができていることが条件ですが、空気の読めない発言をする人に対しては有効な手法だといえます。
冗談っぽく指摘する
遠回しに注意したい場合には、「○○さんって、自分の話ばかりするよね(笑)」と冗談として伝えるようにしてください。真剣に言ってしまうと、相手を傷つける可能性があります。軽い感じで言うことで、ショックを与えずに指摘することができるわけです。
気持ち良く話しているときに横取りされると、イラッとしてしまいがちですよね。しかし、怒りにまかせて指摘してしまうと、トゲのある言い方になってしまうでしょう。なので、笑いに変えるのが、最もおススメできる方法だといえます。
他の人に話を振る
グループで会話をしているときには、「○○さんはどう思う?」などと他の人へ話を振るようにしてください。そうすることで、別の方向へ会話が流れることを防ぐことができます。自分で強引に会話を止めようとすると、印象が悪くなってしまいます。
他の人に話を振れば、自然な感じで流れを止めることができます。これは、話題を転換するときにも使えるテクニックですから、覚えておくと良いですね。複数で会話をしているときには、積極的に活用してください。
真剣な話をする
急に真顔になって「相談があるんだけど」などと言えば、相手は真剣に聞いてくれるようになります。深刻な話をすることで、自分勝手に話題を変えられなくなるわけですね。ただ、本気で悩んでいることを話す必要はありません。
仕事やプライベートなどを話題にして、軽い悩みを打ち明けてみましょう。そして徐々に自分の話へ持っていくようにすることで、会話の流れを変えられずに済むはずです。
席を立ってみる
トイレに行ったり、電話が鳴ったふりなどをして、その場を離れてみてください。そうすることで、嫌でも会話を止めることができます。そして、帰って来たときにすぐに自分の話をすることで、ペースを戻すことができるはずです。
飲み会などで面倒な上司に絡まれた時には、このテクニックが使いやすいですね。自然に他の席へ移ることもできますから、コンパや飲み会などで使うようにしてください。
以上、自己中心的な人との付き合い方について解説をしました。いつも自分の話をしたがる人は面倒ですから、できる限り自分のペースで話せるように工夫をする必要があります。なので、相手のペースに巻き込まれないように、気を付けるようにしましょう。