誰かと会話するときに、何を話せばいいのか分からないといった人は多いでしょう。すぐに沈黙してしまったり、その場に合わない発言などをして恥をかいてしまうことがあります。こういったことが続いてしまったら、トラウマになってしまって会話することが怖くなるかもしれません。
なので、話下手だと思われないためにも、基本的なスキルを身に付けるようにしてください。基礎ができていれば、誰とでもそつなく会話することができるはずです。簡単なことですから、覚えておくようにしましょう。
ここでは、会話の基本的なスキルについて紹介します。
目次
会話の前に心掛けること
仲良くなろうと意識する
誰かと話すときには、自分から仲良くなろうと意識しないといけません。自分から相手に対して好意を向けるようにすれば、相手からも好意を向けてくれるはずです。これは返報性の法則と言いますが、自分から与えることで相手からも返してくれるという法則ですね。
なので、積極的に心を開くようにしてください。自分の殻に閉じこもっているだけでは、いつまで経っても仲良くなることはできません。心掛け次第で相手の反応が変わってくるので、覚えておくと良いでしょう。
自分は話し上手だと思い込む
たとえ会話が苦手であったとしても、会話が得意だと思い込むことは大切です。根拠のない思い込みがあることで、それが自信に繋がります。自信を持って堂々と話すだけで、説得力が増すわけですね。
これが出来ている人は意外と少ないですから、自信を持つことから始めるようにしてください。自分が憧れている人の真似をして、なりきって話すことも大切ですね。そうすると、自分の引っ込み思案の性格も直すことができるかもしれません。
無理なキャラを作らない
良い人だと思われようとして、無理なキャラクターを演じてしまう人がいます。これだと、人と接することが辛くなっていきますから、無理をするのは止めましょう。キャラを作りすぎると失敗しますから、自分らしく振る舞うことが大切ですね。
自分のことを客観視して、どんなキャラクターが適しているのかを考えてください。自然体で接することができれば、誰とでも楽しく接することができるはずです。特に、女性だと「ぶりっ子キャラ」を作る人がいますが、それは嫌われるので気を付けなくてはいけません。
上手く会話をするためのポイント
話題の見つけ方
話下手な人の悩みとして、話すことが思いつかないということがあります。これを解決するには、日頃からネタを集めておくということが大切ですね。日常生活の中で、面白いと思ったものをメモに残すなどしてください。そうすれば、色々な話題を集めることができるはずです。
また、積極的に相手を褒めるということも大切ですね。褒められて嫌な人はいませんから、相手は嬉しくなって色々な話をしてくれるはずです。そこから会話を広げていけば、沈黙してしまうことも少なくなりますね。
相手を認めることを意識することで、承認欲求が満たされて会話が弾みやすくなります。
人は誰でも、認められたいという感情を持っています。これを「承認欲求」と言いますが、人間は自分のことを認めてくれる人に対して、好感を持つ傾向にあります。なので、相手の承認欲求を満たす話題を提供することで、自然と話は弾んでいくわけです。
話し方のコツ
自分から話をするときには、明るく振る舞うことを意識してください。明るい表情と暗い表情とでは、同じ話をしても聞こえ方に違いが生じます。明るく話すだけで楽しそうに聞こえるようになりますから、しっかりと表情を意識する必要がありますね。
また、具体的に話すことも大切です。抽象的な話だと聞き手が理解しにくいですし、分からない話をすると退屈させてしまいます。だから、聞き手の理解度を確認しながら、分かりやすく話すことを意識してください。
他にも、謙虚な姿勢で話すことも重要ですね。自慢話が多くなってしまうと、あまり良い印象は持たれません。なので、相手の気持ちを考えて、低姿勢で話をすることも大切だと言えるでしょう。
聞き方のコツ
相手の話を聞くときには、興味を持って熱心に聞くようにしてください。真剣に話を聞いてもらえると、誰でも嬉しくなりますよね。なので、ドンドン話してくれるようになります。先述したように、承認欲求が満たされるからです。
だから、うなづきや相槌、アイコンタクトなどを多用して、興味を持って話を聞くことを意識してみてください。
また、相手の話を肯定して、共感するということも大切ですね。何でもかんでも否定してしまう人がいますが、それだと相手は話す気を無くしてしまいます。なので、相手を肯定しつつ、共感を示すといったことが大切だということです。
以上、話下手だと思われないための話し方を紹介しました。これらを心掛けていれば、ある程度は会話を弾ませることができるはずです。特に難しいことはありませんから、日常会話の中で意識すると良いでしょう。