「人と話すことが得意だ」と自信を持って言える人は、そんなに多くありませんよね。誰でも少なからず人見知りをするでしょうし、慣れた人でないとフレンドリーに話すことは出来ないでしょう。これは、当然のことだと思います。
なぜなら、一般的に学校などで会話のやり方を教わることは無いからです。「読み」や「書く」などは、学校で教えてもらいますよね。しかし、「会話」という行為は、教育のカリキュラムに入っていません。
だから、みんな独学で会話のやり方を学ぶわけです。なので、自信を持って会話が得意だと言える人が、少ないということですね。そこで、ここでは会話の基本について、解説をしていきます。
相手に関心を持つ
まず、会話の基本としては、相手に関心を持つことから始まります。自分が話したいと思っている人を、じっくりと観察してみてください。そうすることで、何か質問したい事や話したいことが見えてくるはずです。
たとえば、以下のようなことに注目してみてください。
- いつも食べたり、飲んでいるものは何か?
- 趣味は何か?
- 長所と思えることは何か?
- どんなことを楽しいと思っているか?
- 休みの日は何をしているのか?
相手が他人と話しているのを聞いてみたり、行動を見ていると色々なことが分かります。特に、自分と共通することなどがあれば、話を弾ませるキッカケとなります。なので、会話をする前に、十分に情報収集を怠らないようにしてください。
会話をするときに話すことが無くなるのは、相手に興味を向けていないからです。ちゃんと興味を持って相手を見れば、話したいことは無限に出てくるはずですよ。なので、積極的に相手を見るようにしましょう。
瞬発力を鍛える方法について
急に相手から質問されて、とっさに思ってもいないことを口走ったことは無いですか?また、みんなで話している時に、話すこと考えている間に会話が終わった経験などもあると思います。これは、自分の考えを整理できていないことが原因です。
話題を振られてから急いで考えようとするから、話がまとまらずに意味不明なことを話してしまうわけです。だから、あらかじめ準備をしておくことが大切ですね。
日常的に自分の考えをまとめておけば、急に話しかけられても対応することができます。なので、いつでも話せるように、話題をストックするようにしましょう。話し上手な人は、無意識のうちに考えを整理する癖がついています。だから、いつでも自分の意見を言えるわけですね。
なので、以下の質問に対する答えを考えておきましょう。
- 気になるニュースは?
- 自分が美味しいと思う店は?
- 面白い映画や本は?
- 最近、感心したことは?
- 最近、楽しかったことは?
こういったことを頭に入れておくことで、好きな時に会話を始めることができるようになります。また、「なぜ、そう思うのか?」といったことを考えれば、より自分の考えを整理することができるはずです。
今まで気付かなかった、新しい自分を知ることができるでしょう。考える習慣を付けることが大切なので、通勤・通学の電車の中やちょっとした空き時間で考えるクセを付けるようにしてください。
以上、会話の基本事項を紹介しました。これらを日頃から意識することで、会話の質は大きく変わってくるはずです。深い話をすることができるようになりますから、信頼関係を築くキッカケになるかもしれません。なので、日頃から意識をするようにしてください。