あなたは、人と会話をするときに、話題に困ったりしませんか?特に、初対面の場合だと、何を話したら良いか、分からなくなってしまいますよね。あるアンケートによると、初対面の人とどれくらい話せるかという質問で、「2~3分」と答えた人が最も多かったようです。
これだと、1~2言話しただけで、会話が止まっていることになります。さすがに、すぐに沈黙になってしまうと、気まずい思いをしてしまいますよね。その後の人脈を作ろうと思っても、上手く関係性を築けないでしょう。
ですから、初対面でも長く会話を続けられる秘訣を知っておいてください。ここでは、会話が続かない人に向けて、対処法を紹介していきます。
会話のキッカケをどう作るか
まず、初対面だと、お互いに相手のことがよく分からないですよね。だから、表面的な話題を振って、そこから話を深く掘り下げていくことになります。そのために、気軽に話すことができる話題を用意しておきましょう。
話を始めるときのポイント
最初は、天気やニュースなど、身近な話題から始めるようにしてください。誰もが知っている話題から始めれば、共感を得やすくなります。「来週、台風が来るみたいですよ」とか「もうすぐ、ワールドカップですね」といった話題だと、話に乗りやすいです。
コツとしては、「そうですね」と答えやすい質問をする事です。相手の同意が得られれば、その後の会話もスムーズに進めやすくなります。話の掴みとして重要なことなので、覚えておくようにしてください。
そして、次に相手の興味を探る質問をしていきます。たとえば、服装や髪形などについて質問すれば、相手の興味を知りやすいですよね。「そのカバン可愛いですね。」と聞けば、「この前、原宿で買ったんですよ」と返ってくるかもしれません。
「髪の色キレイですね」などと聞くことで、「お気に入りの美容室があって・・」などと話が発展する可能性がありますよね。ですから、身近な話題から話を広げられるように工夫すれば、自然な会話になるはずです。
相手の話を興味深く聞く
相手が話してくれたら、それを興味深く聞くようにしましょう。人は自分のことを、重要視してもらいたいという承認欲求を持っています。なので、自分の話を真剣に聞いてもらえると、その人に対して好感を持つわけです。ですから、相手の言葉に耳を傾けて、面白そうに聞くようにしてください。
また、分からないことがあったら、素直に聞くようにしましょう。相手から色々と教えてもらうことで、その人のことを知ることができます。自分の知識も広がるわけなので、一石二鳥だといえますね。
そして、相手の言葉に対して、簡単な感想を述べます。たとえば、「週末は、家で料理を作るんです」と言われたら、「スゴイですね。私は面倒臭がり屋なので、料理が苦手なんですよ」などをと返すことで、相手を立てることができますよね。さりげなく相手を褒めることも忘れないでください。
話題の収集方法について
会話を続けるためには、日頃から話題を集めておくことが望ましいです。なので、常にアンテナを張って、面白いと思ったことに興味を向けるようにしましょう。そして、面白いと思ったことを、メモにしてまとめておきます。
その時に、簡単なエピソードとしてメモを取るようにしましょう。エピソードとは、5W1Hで表した簡単なストーリーのことです。いつ、どこで、誰が、何を、どのように、なぜ、といった形で説明できれば、面白いストーリーとなります。
こういったエピソードをストックしておけば、いつでも話を広げられるようになるはずです。日頃から蓄積しておくことで、自分のトークの幅が広がっていくと思いますよ。
相手を引き立たせる話し方
会話を進めるときには、相手の良さを引き出すことを心掛けましょう。つまり、相手の話を聞いて、良いと思ったポイントを褒めるようにするわけです。たとえば、「週末は、ゴルフへ出かけるんですよ」と相手が言ったなら、「だから、体が引き締まってるんですね。私は体調管理が苦手なので羨ましいです。」などと伝えれば、相手の気分は良くなります。
また、「今年で結婚20年目で」といった話になれば、「素晴らしいですね。○○さんの人柄の良さがあるから夫婦円満なんですね。」などと言うことで相手を立てることができますよね。単純に、「そうですか」と言うよりは、圧倒的に話が広がりやすくなると思います。
相手を褒めることで承認欲求が満たされますから、好感を得ることができ良い関係を築くことができます。人間関係を作るためには重要なことなので、覚えておいてください。
以上、会話を続けるための方法を紹介しました。社会人として人脈を構築するのに効果的ですから、知っておいて損は無いと思いますよ。日頃から意識をするようにしましょう。